関西エンジニアリング

ページを読みこみ中・・・

株式会社 関西エンジニアリング



いつの時代も、必要とされ続ける。社会を根っこから支える、電気技術。



「わたしたちの仕事は縁の下の力持ちみたいなもんで、表に出ることはないですが、ないと人が生きていけないんです」

会長が語ってくださった言葉。ほんとにその通りだ。と終始納得の取材でした。株式会社関西エンジニアリングが扱うものは「電気」。電気と聞けば、家のコンセントから流れている電気を思い出しますが、主に高層ビルや工場などが使用する高圧の電気や、発電所や変電所で取り扱う電気です。

「電気ってどんなイメージがありますか? なんかビリっとするとか、感電とか、危ないイメージがあると思うんです。でもわたしたちの生活になくてはならないものですよね。世の中に安全に正しく電気を届けるために、ちゃんと設備動いてる?交換しないといけないもの出てきてない? と保守点検するとても重要度の高い仕事なんです」

(十三駅近くにある事務所にお邪魔してきました)

そんな風に自分たちの仕事を語ってくださった関西エンジニアリングのみなさん。ここで働いたらどんな仕事をするの?の前に、まずはわたしたちの暮らしの中の電気がどうやって供給されているのかを確認したいと思います。少しグッと読み込んで、どこの何を担う仕事なのか確認してみてくださいね。



電気はどんなふうに私たちの手元に届くか?

(ぜひ、下の図を追いながら電気の供給の仕組みを確認してください)

日本では、海外から輸入した石油などの化石燃料を、火力・原子力・水力・地熱発電所で大きな電気につくりかえます。発電所でつくられた電気は、およそ20万Vから50万Vで送り出されます。これほどの大きな電気は、そのままではわたしたちの暮らしに供給することはできません。

発電所から送られた大きな電気は、まず「一次変電所」におくられ電圧が下げられます。それが、大きな工場や鉄道に使われています。

さらに一次変電所から「配電用変電所」に送られた電気はさらに電圧がさげられます。それが、中小工場や商業施設・ビルなどに使われています。中小工場や商業施設・ビルの中にも変電装置があり、適切な電圧に変換された上で電気が使用されています。

さらに、配電用変電所からわたしたちがよく目にする「電柱(変圧器)」に電気がおくられ電圧が下げられます。それが、各家庭のブレーカー(分電盤)から部屋の電球におくられ、明かりが灯っているのです。

関西エンジニアリングには3つの部署があります。

全体的に言えば、どの部署も大きな電気が必要な場所に安全かつ安定的にそれらが供給されるよう、保守点検・維持管理する技術職です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

①産業システム課

大小工場や商業施設・ビルの中に設置されている受変電設備の保守点検が専門。梅田スカイビルや大阪駅前第1〜4ビルなど。

②電力システム課

発電所や変電所の最前線で活躍する設備機器の調整試験が専門。

③工事課

あらゆる現場で更新や移設・撤去・改造などが必要になった設備を設計・工事する専門。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回募集するのは、産業システム課または電力システム課で働くスタッフ。普段の生活に欠かせない電気というインフラは、電力会社や設備をつくるメーカーだけでなく、その設備をエンジニアリングする人によって支えられていました。

普通は人が行けないところに行ける醍醐味。電気を安全・安定的に社会に供給する仕事。

(高校卒業後、この会社に入社し22年目。この世界のベテラン・古本さん。産業課に配属になれば、古本さんは身近な先輩になります)



基本的には会社にいるよりも現場に行くことが多い仕事です。

「現場」とは、駅前ビルのような大型のビルディングや官公庁、上下水道などの公共の施設が多いです。

みなさんがよく知っている場所で言うと、梅田のスカイビルや大阪駅前第1〜4ビルの案件も手がけています。

それらの大きな施設は一度に大きな電力を扱うので施設内に変電装置が入っています。年間を通じてそれらを点検して回ります。

変電装置があると法律上、必ず定期的に点検する必要があり、その専門家がわれわれなのです。



点検するときは必ず電気を止めます。だからオフィスビルなどの担当になると、人が働いていない土日や夜中に作業をすることもあります。

例えば30階立てのビルの中で点検作業をすると、電気がすべて止まっているので階段で移動する必要があります。

そういうときに電気のありがたみを感じますね。いかに生活の中で大事な部分を扱っているのかを考え直すことができて、この仕事にやりがいを感じます。

入社後は、OJT的に先輩についてまずは簡単な作業から入ってもらうと言います。機械の取り扱いを実際に操作しながら、除々に全体像を把握していくそうです。

古本さんは普段普通の人が入れないところに入っていけることが面白いと語ります。



私は22年前に高校を卒業し入社したのですが、最初の現場は関西国際空港でした。

滑走路の近くに電気設備があるのですが、飛行機が目の前です。すごいところで仕事をしているんだな、という面白さがありました。

普段よく目にするビルでも、普通は人は絶対に行けない裏の場所に入って仕事をするので、それも楽しいですね。

入社してすぐたくさんの場所にいけるわけではないですが、技術を身につけると現場の最前線に行けるのが醍醐味のひとつです。

一方、電力システム課では、電力会社の発電所や変電所にある電気設備の調整試験・保守点検を行います。

産業システム課と電力システム課は、仕事をする場所や扱う設備はそれぞれ違いますが、覚えることの多さや作業の難しさはどちらも同じくらいだと言います。

また、仕事はチーム単位で動くことが多く、現場では他社とのつきあいも多いそうです。



私はフットサルが趣味で、さまざまな会社の関係者をいっぱい集めて試合をやっています。

うちの部署だけに限らず、地方で出会う人や、東芝の人とか、飲みに行きましょうよという話もできたりするので、いろんな人のつながりがあって楽しいですよ。

休みの日はお子さんと遊んだり、フットサルや音楽のフェスに参加するなど、メリハリのあるライフスタイルをおくっておられるようでした。



未経験大歓迎。最初は技術よりも、チームの中でコミュニケーションし、関係性を築けるかどうか。

古本さんは、電気に関する知識や経験は問わないと強調します。学生の頃に習ったベクトルなどの数学の知識も使うものの、入社後にその仕事に必要な勉強をすれば十分だと語った上で、次のように続けます。



どちらかというとしっかりと対人関係を築けることが大事です。

電気を扱う仕事では、その施設の担当者や電気機器のメーカーの方など他社との連携をとる必要があるので、ちゃんと関係性を築ける人がいいですね。

困ったことに直面したときに、ほかの会社の専門職の人たちにも聞けるような関係性をつくれることのほうが大事です。そういうアクションを起こす人のほうが、技術的にも身につきやすくなります

古本さんは、現場で大事にしている思いがあります。



修理に行くと、機械自体はその場で修理できてすぐに解決することが多々あります。

そこで終わりではなくて、なぜ壊れたのかを考えない人はいまいちこの仕事に向いていないのではないかと思いますね。

こうだったから壊れたんだ、というところまでつきつめないと、次壊れたときにまた同じことになるし、クライアントのニーズに応えたことにならないですから。

がんばればがんばるほど、できる仕事がたくさん増えていき、技術がつけばどんどん評価されるとも言います。

古本さんご自身は、「今より実力をつけて、もっと手がけられる仕事の幅を広げていきたいです。今は技術よりもキャラクターで評価されているような気がしていて…」と、いたって貪欲。終始、頼れる先輩という印象でした。

(パソコンに向かって、スタッフに共有する指示書を作成する古本さん。ベテランともなると、現場だけでなくチームマネジメントに関わる業務も手がけるそうです)


電気という社会インフラ。「これから先もずっと必要とされ続ける」という強さ。

次にお話を聞いたのは、畑中部長。どんな人が向いているかという質問に対して、古本さんとほぼ同じ答えが返ってきました。



極端に言えば、学校の成績に関しては落ちこぼれでもまったく問題ありません。女性も大歓迎です。

現場に女性はぜんぜんいないので入ったら目立つと思いますが、みんなでフォローします。

学歴不問、性別不問ですが、重要なことは協調性です。自社だけでなく、他社とのやりとりも大事ですから。



電気について学んで入社した人はもちろんですが、農業高校出身者など電気の知識ゼロで入社している社員もいます。どの課zに配属されても、必ず先輩と相談しあいながら仕事ができると言います。ゼロから教える体制が整っているので、安心してチャレンジしてください。



私がこの仕事の面白いところだと感じているのは、常にこれでいいということがないということです。

常に新しい電気設備がでてくるので、知識欲を刺激されるというか。電気の世界の最前線にいるんです。

学ぶとか、考えるとか、調べるとか、そういうことが楽しい。みんなで力をあわせて、メーカーの設計担当者や他社の人たちと連携しながら問題解決できたときは達成感がありますね。

(それぞれの案件によって、必要な機材や道具を持ち出し現場へいきます)

お話を聞く中での驚きの事実は、「産業」「電力」「工事」のすべてに携わることのできる会社は少なく、その大半の仕事を関西エンジニアリングが関わっています。そこが大きな強みなのだとか。なにより、電気という社会インフラを安全・安定的に供給するための仕事なので、これから先も絶対的に必要とされ続けることは間違いありません。

実はそういった強みを今まで情報発信しきれていなかったので、現在はwebサイトやパンフレットなどをリニューアル中。新しい取引先を増やしたり、採用にも力を入れていきたいそう。前のめりな姿勢に、会社が上昇志向であることが伺えます。

(オフィスは5階建てのビル一棟。屋上は素晴らしい見晴らしで、新幹線が通るのも見えました)


47年間とにかく楽しかったのは、「世の中の役に立っている」という強い実感と歩んできたから。

1974年から、この産業界で活躍してきた関西エンジニアリング。10年前まで現役で現場の仕事をしていた和田会長は、これまでの関係者やお世話になった方々への感謝の想いを話されたあと、求める人物像について「まじめな人と一緒に働きたい」と語りました。



実力は会社に入ってから弊社が養成することですから。

本人がやる気がなかったら困りますし、まじめ、努力家、それが基準になります。私は考え方が古いですからね。

そして、この商売をはじめてから長年にわたり、とにかく楽しかった、面白かったとこれまでの人生を振り返ります。

自分自身が世の中に貢献しているという気持ちが常にありますね。

社会を支えている実感を40年以上感じてきた。今後も世の中に貢献し続ける。その一言に尽きます。

(電気の最前線に立ち続けてきたからこその知識・技術の高さ。ここでしか手に入れられないノウハウと仕事の意義に触れれば、きっとこの仕事のおもしろさを心から感じるはず)

関西だけでなく、全国各地に電気を扱う変電装置はさまざまな場所に設置されていますが、それをエンジニアリングする技術集団は少なく、関西では関西エンジニアリングの勢力がほぼこの分野の仕事を独占しています。

ただひたすら現場で培ってきた職人気質と、調整能力の高さを併せ持つ組織だと感じました。



チームで何かを達成するのが好きな人にはもってこい。

いつの時代も必要とされ続けるこの仕事、始めてみませんか?

電話申込

06-6303-5260